JALとJR東日本がタッグ?何のために?
他の記事と合わせると・・・
- アプリを一つに統合するとのこと
- 「空」と「陸」の移動を担う両社が連携し、出発地から目的地までをシームレスに移動できる社会の実現を目指すとのこと
正直な所、何をされたいのかイマイチ理解できない提携だと感じました。
シームレスというのは、飛行機から降りてそのままバスに乗り込み、街中までバスで移動するということでしょうか?
JALは空、東日本は陸の移動サービスをそれぞれ持っているため、それぞれの課題を解決することがMaasとして展開する上で重要ではないかと感じました。
たとえば陸の場合、A地点からB地点に移動するとします。
移動手段は鉄道、バス、タクシー、徒歩、レンタサイクルなど多岐にわたります。
時間を最優先する方は、その時の最短ルートを提案したり、コストと時間で最適なルートを提案したりするアプリ開発の方が、需要があるのではないかと感じました。
現に、フィンランドがそのようなサービスを展開しています。
フィンランドは、一つのアプリ上で鉄道・バス・タクシーの決済を統一しており、その時点の最適なルートをユーザーに対して提案することができています。
その結果、ユーザーは移動手段そのものについて何も考える必要がなく、解放されるのです。
MaaSという流行のキーワードを使用するのは良いですが、果たしてそのサービス自体に需要があるのかどうかをきちんと吟味した上で、サービス展開してもらいたいものです。
それだけではダメで、そこから顧客体験を最大化できるかどうかが鍵。